『御文章 五帖目第十六通 白骨章』の拝読です。

 

『御文章』は本願寺第八代蓮如上人が、親鸞聖人のみ教えを誰にでもわかりやすくしたためられた御消息(お手紙)です。寛正二年(1461年、上人47歳)頃からのご製作と伝えられています。

 

乱世において生命の危機におびえる人びとに対し、ただ阿弥陀仏におまかせする一念の信心によって、老若男女を問わず在俗の生活のままで救われるという、浄土真宗のみ教えを平易に説き示して、誰でもが信心の喜びに生きるよう、心から念願されています。

 

のちに第九代実如上人は、特に大切なものを五帖(八十通)に編集されました。

 

(浄土真宗本願寺派日常勤行聖典より抜粋)