釈尊が祇園精舎において、長老の舎利弗尊者に語りかけられたお経です。浄土三部経の一つ。
西の方、十万億の諸仏の国々を過ぎたところに極楽浄土があり、阿弥陀と名のられる仏さまがおられ、現にいま人びとを迷いの海から救い出されていると説かれ、極楽浄土のうるわしい荘厳(ありさま)や、そこに住む人びとの尊い姿が示されています。
そして、すべての人びとが南無阿弥陀仏の名号にこめられた心を仰ぎ、信じ喜んで、かの仏の浄土に生まれたいと願うよう勧められます。 また、六方世界の諸仏がたも、世に超えた尊い教えを、心からほめ讃えられています。
(浄土真宗本願寺派日常勤行聖典より抜粋)