【今月のことば】自分で立ち上がりたくなる場 ~自己責任からの解放~
自分で立ち上がりたくなる場 日本にはいま、「ひきこもり」状態にある人が100万人以上おり、その半数強が40歳以上の方だとされています。これは、ひきこもりの状態が長年続いている人が多く、そこからなかなか抜け出せないことを示しています。(内閣 […]
2022年
【今月のことば】自分で立ち上がりたくなる場 ~自己責任からの解放~
自分で立ち上がりたくなる場 日本にはいま、「ひきこもり」状態にある人が100万人以上おり、その半数強が40歳以上の方だとされています。これは、ひきこもりの状態が長年続いている人が多く、そこからなかなか抜け出せないことを示しています。(内閣 […]
【今月のことば】照らし出される姿 ~見たいものだけでなく~
照らし出される姿 インターネットの世界は、動画にせよSNSにせよ、自動的に自分の好み・自分の見たいものを優先的にピックアップして表示するように設計されています。 知らず知らずのうちに、見たくないものは目にしなくて良いようにできているのです。   […]
【今月のことば】悪人正機(あくにんしょうき)~善人どうしは喧嘩する~
悪人正機(あくにんしょうき) 世界中で分断が進み、憎しみが連鎖していくニュースを目にします。 国内でも「自分は100%正しく、相手が100%まちがっている」という、極端な論調が目立つようになってきました。 こんな時代だからこそ、親鸞聖人の […]
【今月のことば】❝たましい❞の往く末 ~何も持たずに還ろう~
❝たましい❞の往く末 最近、藤井風さんの曲をよく聞いています。 メロディーが美しいのと、何よりも歌詞が宗教的(仏教的?)で惹きこまれてしまうのです。まだ25歳で、どうしてこんな曲が作れるのだろう、歌えるのだろうと感心しながら、一緒に口ずさ […]
【今月のことば】お念仏申す意味 ~思いやり・尊重しあう社会へ~
お念仏申す意味 「南無阿弥陀仏」のお念仏は、阿弥陀如来が私たちを救い遂げ、浄土に往生させるために選び取られた「行」です。 ですから、私たちがお念仏申す理由は「阿弥陀如来が私たちに、お念仏申して生きていくことを願っておられる」 […]
【今月のことば】誰もわかってくれない ~いつも寄り添ってくれるのは~
誰もわかってくれない 他人に理解されないことは苦しいことです。 人と人との繋がりが希薄になっている現代社会では、とりわけ「誰もわかってくれない」という思いを抱えている人が増えている気がします。 仏法を聞いていると、「誰もわか […]
【今月のことば】娑婆の縁つきるとき ~問いをもつこと~
娑婆の縁つきるとき 「私は何のために生まれてきたのか」「この苦しみはいつまでつづくのか」「死んだらどこに行くのか」・・・誰しも人生について、いろいろな問いを持っているのではないかと思います。 しかしその問いが根源的であればあるほど、おいそ […]
【今月のことば】メッセージを語り継ぐ ~あらゆる人が救われるために~
メッセージを語り継ぐ 宗教の話には「奇跡」がつきものです。そしてそれが、科学第一の教育を受けてきた者にとっては、とっつきにくい一因だったりします。 仏教でも、お釈迦さまの奇跡や伝説がいくつも語られます。浄土真宗の宗祖・親鸞聖人にまつわる伝説もたくさんあ […]
【今月のことば】「恩を知る」ご利益 ~実力も運のうち~
「恩を知る」ご利益 「日本も格差社会に入った」と言われるようになって、久しくなりました。 最近はよく、「親ガチャ」という言葉を目にします。自分の親は選べない、自分がたまたま生まれ落ちた環境が恵まれているか否かで一生が定まってしまうことを、 […]
【今月のことば】「そのまま」か「変革」か ~ケアとセラピー~
「そのまま」か「変革」か 筆者(住職)は20代から30代にかけて、テレビ番組のディレクターをしていました。作っていたのは主に、「ドキュメンタリー」に分類される番組です。 企画が通り、構成を立て、いざ現場に撮影に行ってみると、 […]